読書
和光だより 刑事弁護教官奮闘記/現代人文社今日ご紹介するのは「和光だより 刑事弁護教官奮闘記」です。司法修習生には割と知られている本なんですかね?司法研修所の刑事弁護教官が所属弁護士会(横浜)のメーリングリストに投稿したエッセイをまとめた本で…
超軽っ! 日本史―原始時代~安土桃山時代編―/アチーブメント出版歴史のお勉強。塾の先生が書いた日本史の本です。表題に「超軽っ!」と書かれていますが、軽いのは文体だけで内容は結構ヘビーでした。しかも、文体が「超軽っ!」のせいで、主語と述語の関係が…
「デート」というドラマ(フジの月9)を見ています。自称高等遊民(長谷川博己)とリケジョのエリート(杏)との恋愛ドラマなのですが、これが面白い。ところで、皆さんは「高等遊民」という言葉を知っていますか?死語ですかね。大学等の高等教育機関で教…
おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書 431)/NHK出版最近読んだ本を順番にご紹介。20万部以上を売り上げたというこちらの本。著者はお馴染み、池上彰さんです。池上さんの説明の分かりやすさは改めて説明するまでもないでしょ…
世界史の極意 (NHK出版新書 451)/NHK出版常日頃「歴史に学ばなければならない」と言っておきながら、歴史に関する教養の薄っぺらさを痛感しています。やはり、大学受験をしていないというのは、必然的に教養のバランスを崩すようです(もちろん、それを補っ…
日本近代史 (ちくま新書)/筑摩書房先日の記事で、各分野ごとに自分の家庭教師を決めるのが良いという話をしました。私にとって、日本近代史についての家庭教師は、坂野潤治先生です。本日ご紹介する一冊は、坂野史学による日本近代史の通史ダイジェスト版。…
資本主義という謎 (NHK出版新書 400)/NHK出版水野さんの本を先日読んだので、続けて読みました。特定の分野について教養を深めたいと思ったときは、「これは!」と思う人の著書を片っ端から読むという方法が良いと思います。誰の本を読むべきかどうやって決…
資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)/集英社週刊ダイヤモンド誌の2014年ベスト経済書を読みました。本書は、なぜ資本主義が終わりを迎えようとしていると言えるのか、資本主義というものの本質から説き起こし、経済成長を目指す政策は失敗すると結…
現実逃避気味にブログ更新。昨年、生まれて初めて鹿児島に行きました。それがきっかけで、ずっと読もうと思いながら読んでいなかった長編に着手。司馬遼太郎大先生の「翔ぶが如く」全十巻(文庫)です。ちょっとずつ、ちょっとずつ読み進めています。翔ぶが…
経済は世界史から学べ!/ダイヤモンド社予備校の先生が書いた経済の本。普段、経済書をあまり読まない私のような人間にはちょうど良い入門書でした。貨幣のこと、貿易のこと、金融のこと、財政のことなどについて、入口部分を分かり易く説明してくれている本…
新装版 播磨灘物語(1) (講談社文庫)/講談社かなり今さら感は漂いますが、ようやく司馬遼太郎の「播磨灘物語」を読みました。主人公は、黒田官兵衛。今年の大河ドラマの主人公でもありますね。著者自身が書いているとおり、この物語では、戦国末期における土…
ふらっと立ち寄った本屋さんで、内田樹先生のサイン本を発見!残り1冊(もしかして最初から1冊?)だったので、即座に手にとってレジへ。タツラー垂涎の品です。読書日記 ブログランキングへにほんブログ村
真珠湾作戦回顧録 (文春文庫)/文藝春秋ちょっと前、源田實氏による「真珠湾作戦回顧録」を読みました。源田實という方は、軍事史、戦史に興味のある人にとってはちょっとした有名人。太平洋戦争の開戦劈頭、日本海軍が、アメリカ太平洋艦隊の基地があったハ…
印象派で「近代」を読む―光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書 350)/NHK出版中野京子さんの「印象派で『近代』を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ」を読みました。岡山にいるとどうしても東京にいたときより美術館が縁遠いものとなってしまいます。残…
街場の憂国論 (犀の教室)/晶文社内田樹さんの「街場の憂国論」を読みました。内田樹さんをご存じの方がどれくらいいらっしゃるか分かりませんが、私の中ではかなり好きな部類に入る現代思想家?です。巷では、内田さんの熱心な読者を「タツラー」と呼ぶそう…
信長政権 ---本能寺の変にその正体を見る (河出ブックス) 作者: 渡邊大門 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2013/04/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 渡邊大門氏による「信長政権 本能寺の変にその正体を見る…
【文庫】 本能寺の変 431年目の真実 (文芸社文庫)/文芸社明智憲三郎さんによる「本能寺の変 431年目の真実」を読みました。こちらの本は、明智光秀の末裔を自認する著者による「本能寺の変の真相」に焦点を当てた歴史ミステリーです。ネタバレ防止のため…
歴史をつかむ技法 (新潮新書)/新潮社山本博文さんの「歴史をつかむ技法」を読みました。歴史を勉強する際、時代時代に応じてその時代に底流する大きな流れ(著者は「時代的な動因(要因)」と表現されています)をつかむことで、歴史の流れを自然なものとし…
司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰・龍馬・晋作の実像 (集英社新書) 作者: 一坂太郎 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2013/09/13 メディア: 新書 この商品を含むブログ (11件) を見る 一坂太郎さんの「司馬遼太郎が描かなかった幕末 松陰、龍馬、晋作の実…
本能寺の変 秀吉の陰謀/祥伝社ここのところ「清須会議」の流れで本能寺の変がらみの本を色々と読んでいます。タイトルからも判るとおり、この本の中で著者は本能寺の変が秀吉の陰謀であること(光秀冤罪説)を主張しています。しかし!!!!驚いたことに、…
秀吉神話をくつがえす (講談社現代新書)/講談社前回、三谷幸喜さんの「清須会議」をご紹介しました。今回は、同書を読んで、本能寺の変前後、織田政権から豊臣政権へと移行するころの権力構造の変容について興味を持った方向けの本をご紹介します。本能寺の…
清須会議/幻冬舎三谷幸喜監督の「清須会議」が公開されたということで、原作を読んでみました。去年発売されてすぐに買ったものが長らく「積読」状態でしたので、文庫本が発売されているにもかかわらずハードカバーです。清州会議というのは、歴史ファンにと…
魏志倭人伝の謎を解く - 三国志から見る邪馬台国 (中公新書)/中央公論新社最近読んで面白かった本。三国志好きにはわりとよく知られているとおり、「魏志倭人伝」という書物は存在しません。陳寿の著した歴史書である「三国志」の「東夷伝・倭人の条」が便宜…
風雲児たち 幕末編1 (SPコミックス)/リイド社今日ご紹介するのは、みなもと太郎氏による「風雲児たち 幕末編」です。物語はペリー来航の少し前から始まります。コミック版は現在のところ22巻まで刊行されていますが、ようやく桜田門外の変が終わったところ…
会津落城―戊辰戦争最大の悲劇 (中公新書)/中央公論新社「八重の桜」副読書シリーズ。(八重の桜で)ついに戊辰戦争が始まってしまいました。胸が苦しくて、「もう見ちゃいられん!」って感じで見ています。昨日の回では、鳥羽伏見の戦いが終了し、慶喜が容保…
大河ドラマ「八重の桜」は、いよいよ前半のクライマックスを迎えようとしていますね。会津藩士の末裔である私は、毎回毎回、テーマ音楽冒頭のストリングスを聴くだけで胸が締め付けられる思いをしています。今回ご紹介する一冊は、会津藩士であった荒川勝茂…
三国志(一) 桃園の巻 (新潮文庫)/新潮社新潮文庫で再販されたのを機に再読しています。初めて読んだのは中学生のときでしたが、言葉が難しすぎてチンプンカンプン。一度目の挑戦は途中で挫折したように思います。二度目に読んだのはたしか高校生1年生のとき…
ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書 (中公新書 (252))/中央公論新社気付いたら2ヶ月以上もブログを更新していませんでした。新年明けましておめでとうございます(汗)今さら過ぎてシャレにもなりませんが。。。ご存知のとおり、今年の大河ドラマ「八重の…
なぜボランチはムダなパスを出すのか? ~1本のパスからサッカーの”3手先”が見えてくる~ (サ.../白夜書房最近読んだ本です。「なぜボランチはムダなパスを出すのか?」略して「なぜボラ」ボランチは現代サッカーにおいて最重要ポジションといっても良いポジ…
歴史の中の『新約聖書』 (ちくま新書)/筑摩書房「ふしぎなキリスト教」を読んでキリスト教の成立過程に興味が出てきたため、続けて読んだ本です。新約聖書と言っても、雑多な文献・書簡を集めたものに過ぎず、異なる宗教的立場から書かれた文章が集められて…