岡弁(岡山県倉敷市の弁護士)ブログ

岡山県倉敷市で法律事務所を経営する弁護士(若手→中堅)が日々の雑感をつぶやきます。紛らわしいですが岡山弁護士会の公式ブログではありませんのでご了解ください(笑)

「ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書」を読みました。

ある明治人の記録―会津人柴五郎の遺書 (中公新書 (252))/中央公論新社


気付いたら2ヶ月以上もブログを更新していませんでした。
新年明けましておめでとうございます(汗)
今さら過ぎてシャレにもなりませんが。。。

ご存知のとおり、今年の大河ドラマ「八重の桜」は、幕末の会津藩を描いています。
以前このブログでも書いたと思いますが、私の先祖は会津藩士(ただし、下級)でして、大河ドラマも興味深く拝見しています。

会津藩の悲劇は、「京都守護職」を拝命した(押し付けられた)ところから始まるのですが、大河ドラマもその段階に差し掛かり、いよいよ本番といった感じです。

そういえば、京都修習中に住んでいた場所が、幕末には京都守護職屋敷が置かれていた場所であることにだいぶ後になってから気付きました。

今日ご紹介する本は、会津藩士の家柄に生まれた柴五郎(後の陸軍大将)が、幕末当時の会津を回想して著述したものです。

「敗者」の側から見た幕末維新は、教科書には一切出てきません。
教科書は基本的に「勝者」から見た歴史しか書きませんから。

柴は、会津鶴ヶ城が落城したその日、家族5人が自刃するという壮絶な体験をします。
その後、下北半島の不毛の地へ落ち延びてゆく会津の人々、柴は何とかして東京に出て身を立てようとします。

この本を読んでいると、戊辰戦争当時の会津藩の様子が眼前に広がるようにリアルなものとして感じられます。

大河ドラマをご覧になっている方には是非一読をオススメします。

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