指揮者イヴァン・フィッシャー
今日はイヴァン・フィッシャーという指揮者をご紹介します。
Wikipediaによると、1951年ブダペスト生まれ、ウィーンでかの有名なハンス・スワロフスキーに師事したとなっています。
※ハンス・スワロフスキーはウィーンなどを拠点に活躍した指揮者で、クラウディオ・アバドやズービン・メータなど数多くの名指揮者を育てた名教師としても有名。Wikipediaを見て知ったのですが、マーラーの交響曲第8番の初演の際に合唱団員として参加していたらしいです。
記憶の範囲で言うと、初めて演奏を聴いたのはNHK交響楽団に客演した際のブラームスの交響曲第1番だったと思います。
当時は全く存じ上げず、たまたまテレビで放映されているコンサート映像を観たのですが、演奏にとても惹き込まれて最後まで食い入るように観てしまったのを覚えています。
調べてみたら、NHK交響楽団に客演してブラームスの交響曲第1番をを演奏したのは1997年とのことなので、もう20年以上も前の話でした。
今ではベルリン・フィルにも定期的に客演するようなスター指揮者の一人になっていますが、20年前からその片鱗を感じていたというのは、我ながら慧眼ですね(笑)
芸風は、スワロフスキーのお弟子さんらしく?、全く奇を衒わない「正統派」のそれ。スコアに書かれていることを忠実に再現しているだけで、何も特別なことをしていないのに自然と音楽の本質が浮き上がってくるよう演奏です。
スコアの読みが深く、音楽のイメージが明確なのでしょうね。
それでは、Youtubeで無料視聴できる演奏を少しだけご紹介しましょう。
Mozart: Symphony No. 38 / Fischer · Berliner Philharmoniker
Haydn: Symphony No. 88 / Fischer · Berliner Philharmoniker
シューベルト作曲 交響曲第5番 第1楽章より
(木管楽器の配置にも注目!)
Schubert: Symphony No. 5 / Fischer · Berliner Philharmoniker
Mahler: Symphony No. 3 / Fischer · Berliner Philharmoniker
ベートーヴェン作曲 交響曲第7番(こちらは全曲ご覧いただけます)
Beethoven: Symphony No. 7 - Royal Concertgebouw Orchestra & Iván Fischer
Mahler Symphony No.1. (4/4) - Iván Fischer & Budapest Festival Orchestra