法曹期別名簿を購入してみました。
弁護士になって初めて法曹期別名簿を購入しました。
裁判官・検察官を含む全ての法曹について、修習期別に、クラス及び平成30年8月1日時点の所属が記載されています。
平成27年以来、3年ぶりの出版とのことですので、68期以降は初めての掲載ということになるでしょうか。
一般の方が入手できるものかどうかはよく分かりません。
一般にもよく知られているとおり、我々法曹は、司法試験合格後に司法修習という研修を経て、最後の司法修習生考試(いわゆる二回試験)に合格して初めて資格を得ることになります。
そして、法曹界の上下関係においては、いつ修習したのかを示す「修習期」の先後が絶対的な基準となります。
たとえ年下であっても修習期が上であれば、絶対的服従を強いられるのが法曹界というところです(半分ウソ)。
期別名簿を見ていると、色々と面白い発見があります。
同期同クラスだったあの人は今こんなところにいるのか、全く異なる筋の知り合いが実は同期同クラスだった、など・・・
懐かしい名前を色々と発見し、修習生時代のことを思い出してみたり。
惜しむらくは、修習地(実務修習の配属庁)の記載がないことですね。
旧司法試験合格者の場合、実務修習地のメンバーとクラスのメンバーがリンクしていない(そして、概して実務修習地の仲間の方がクラスの仲間よりもつながりが強い)ので、修習地が分からないと横のつながりが全く把握できません。
(新司法試験合格者の場合、同じ実務修習地のメンバーが同クラスに配属されるシステムになっているようです)
これが記載されていると、断然楽しめる(名簿としての価値が激増する)のですが。