岡弁(岡山県倉敷市の弁護士)ブログ

岡山県倉敷市で法律事務所を経営する弁護士(若手→中堅)が日々の雑感をつぶやきます。紛らわしいですが岡山弁護士会の公式ブログではありませんのでご了解ください(笑)

ラトル&ベルリン・フィルのシューマン交響曲全集

ラトル&ベルリン・フィルベートーヴェン交響曲全集があまりにも素晴らしかったので、こちらも買ってみました。

シューマン交響曲全集。

まだ子細に聴けてはいませんが、とりあえずの感想を。





期待を裏切らない素晴らしい出来だと思います。

ラトルらしい精緻な表現で、室内楽的とも言うべきサウンドも相まって、楽曲のテクスチュアがくっきりと浮かび上がります。

もちろん、ベルリン・フィルはいつもどおり超絶的に巧いです。

シューマン交響曲がどのように書かれているのか、スコアを見なくてもよ~く分かります。


だが、しかし!

ベートーヴェン交響曲全集を聴いたときに感じたような、深い感動はありませんでした。

しかし、これは楽曲の持っているパワー自体の違いのようにも思われます。

すなわち、完成度の高い演奏であるがゆえに楽曲の限界が見えてしまう、という逆説的な現象が起きているような気がしてなりません。


もう1点。

4番シンフォニーの演奏では、一般的な「改訂稿」ではなく「初稿」が使われています。

ラトルらしいと言えばラトルらしいのですが、ベルリン・フィルとのコンビで全集に入れるのであれば、やはり一般的な改訂稿の方を使って欲しかったなと思います。

作曲者自身、改訂には満足していたそうですしね。



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