指揮者を目指そうと思ったきっかけ~カラヤンの「運命」
私がもともと指揮者を目指して勉強していたということは何度も申し上げているとおりですが、そのきっかけとなったものがこちらの映像。
当時、中学生だった私は、学校の音楽の授業で勉強したベートーヴェンの「運命」に感動し、近所のヨーカドーにあった新星堂でこの映像が収録されたLD(レーザーディスク)を親に買ってもらったのでした。
そのとき、カラヤンの名前を知っていたかどうかもよく覚えていません。
でも、画面から溢れ出るカラヤンのエネルギーに圧倒されましたよ。
それこそ「擦り切れるほど」観ましたとも。
LDは決して擦り切れませんけども・・・。
(えっ、「LD」って死語ですか。そうですか。)
この映像をきっかけに、クラシック音楽の世界にのめりこんでいった私は、その後、カラヤンが晩年に収録したベートーヴェンの交響曲全集のLDやバーンスタインのベートーヴェン交響曲全集のLDなども買ってもらい、指揮者によって全く違う演奏になることを覚えました。
当時、全身全霊で音楽を表現するバーンスタインの第九の指揮姿がお気に入りでした。
指揮者という職業に憧れを持つようになるまでには、さほど時間はかからなかったと思います。
自分だったらこう演奏する、というイメージが自然と湧きあがってきました。
今から思えば、稚拙という他ない音楽だったのだろうとは思いますが、抑え切れない表現欲に身悶えしたのを思い出します。
初めて人前で指揮をすることになったのは、吹奏楽部の顧問の先生が不在で代役を頼まれたときだったと思います。
見よう見まねで何となく棒を振ってみたら、意外と上手くいって、すっかり天狗になってしまいましたとさ。
その後、中学校の文化祭、体育祭、卒業式、定期演奏会などで指揮をする機会にも恵まれ、将来の夢が確固たるものとなっていったのでした。
・・・。
その後のお話はまたの機会ということで。
ごきげんよう。
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