またまた注釈民法
つい先日、注釈民法の新刊について触れた記憶があるのですが
(→注釈民法!)
立て続けに新刊が出版されました。
新版注釈民法(9) 物権(4) 改訂版 -- 抵当権・仮登記担保・譲渡担保・他 第369~398条の22 (有斐閣コンメンタール)
- 作者: 柚木馨,高木多喜男
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: 単行本
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今回発売された注釈民法の範囲には、平成15年の担保物権法大改正が含まれていますので、実務的には重要な改訂が行われたものと思います。
この大改正が行われた当時は、ちょうど司法試験の受験勉強中だったので、一生懸命改正をフォローした記憶があります。
改正後数年間は改正部分に関わる出題はないだろうと言われていましたけど。
今ロースクールなどで民法の勉強をしている法律家の卵たちは、「短期賃貸借」とか「滌除(てきじょ)」とか知らないんだろうなあ。
実務に出てみると、改正点を体系的にフォローする機会って、依頼を受けている事件に関連しない限り、逆にあまりない気がします。
商法(会社法)とか、いまだに旧商法の条文番号の方がしっくり来ますしね。
自分も歳を取ったもんだと実感。
こんなことを言うと、自分の受験時代は旧民訴だったとか、尊属殺重罰規定がまだあったとか、色々な声が先輩方から飛んできそう。
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