グスタフ・マーラーの交響曲第9番
マーラー:交響曲第9番/バーンスタイン(レナード)
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これは、死を極度に恐れていた作曲家が、死を決意して書いた、悲壮な「別れ」のシンフォニーです。
第4楽章(フィナーレ)を涙なしに聴くことはできません。
演奏はレナード・バーンスタインが唯一ベルリン・フィルを指揮した演奏会のライヴ録音ですが、これがまた凄い。
随所にバーンスタインのうなり声が録音されています。
マーラーの霊が憑依しているとしか思えません。
この録音、どこだったか忘れましたが、結構重要なところでトロンボーンがごっそり落ちたりしています(「落ちる」というのは、オケ用語で「本来入るべきところに入れない演奏上の事故」のことをいいます。休みが多くて数え間違えたり、リズムが難しくてよく分からなくなってしまったり、指揮者が下手すぎてついていけなかったりしたときによく起こります。)。
以上のようにあまりにも生々しい録音であることから、ちまたでは「海賊版」などと揶揄されている正規(世紀)の録音です。
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