体操内村選手の平常心と司法試験
司法試験ネタです。
先日、オリンピック男子体操種目別・ゆかの内村選手を見ました。
銀メダルを獲得した後のインタビューが印象的でした。
印象的だったのは以下の2点。
① 「全く緊張しなかった」と言っていた点
② 「オリンピックで初めて満足のいく演技ができて銀メダルをとれたのでうれしい」と言っていた点
内村選手は大舞台でもまったく緊張をしないらしいです。
オリンピック前からもっともっと期待して欲しいとすら言っていました。
それは、自分の演技に絶対の自信を持っているからだと思います。
そして、普段どおりの演技をすれば、間違いなく良い結果がついてくるという自信があるからだと思います。
人間は自分のもっているもの以上のものを出そうとすると緊張してしまうのではないでしょうか。
司法試験でも同じことが言えます。
つまり、試験当日に自分の持っている実力以上の答案を書こうとすると、かえって緊張して失敗してしまう危険が高いということです。
試験に臨む際は、普段どおりの実力が出せれば間違いなく合格できるという自信を持って望むことが大事ではないかと思っています。
そして、そのような自信を持つために必要なことは、「十分すぎる準備」以外にないと思います。
普段どおりの実力をだしても合格できないレベルであれば、逆に合格しちゃいけないのだと割り切ることです。実務に出てから色々な人に迷惑をかけるだけですから。
実際に私が司法試験に合格したときは、普段どおりの実力が出せれば間違いなく合格できるという確信を持っていました。
オリンピックを見ていて私が気になっているのは、日本人がメダルを取れたかどうかいうことより、選手の皆さんが普段どおりの実力を出せたかどうかということです。
普段どおりの実力を出すことができた選手は、結果がどうであろうと実に良い表情をします。
そういった意味で、内村選手のインタビューがとても印象に残りました。
(これを書いている途中、体操女子種目別・段違い平行棒の鶴見選手が、「結果はあまり良くなかったけど、普段の実力を全部出せたのでとても満足です」というようなことを言っていました)
これから司法試験を受験する受験生の皆さんには、まず普段どおりの実力を出せば合格できるということを確信できるレベルに達することを目指して欲しいと思います。
そして、試験当日に普段どおりの実力を出すためにはどうすればいいのか、ということをよく考えて試験に臨んで欲しいと思います。
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