オペラ「トゥーランドット」
プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》 [DVD]/UNIVERSAL CLASSICS(P)(D)
フィギュアスケートの荒川選手がプログラムに選曲したことから一躍有名になったオペラ「トゥーランドット」ですが、オペラ入門編として最適です。
全編がプッチーニらしい美しい旋律で満たされ、トゥーランドット役とカラフ役の声の競演が楽しめます。
ご紹介しているDVDは、レヴァイン・メトロポリタン歌劇場のライブ盤ですが、演出は豪華絢爛、オーケストラも声も手堅いのでオススメです。
オペラの雰囲気を手短に味わいたい方は、とりあえず第2幕の「この宮殿の中で」(In questa Reggia)から第2幕の最後までをご覧ください。
なお、有名な「誰も寝てはならぬ」(Nessun dorma)は、第3幕の初めの方です。
学生時代にウィーンでオペラを観たときの演目が、この「トゥーランドット」でした。
オペラの主人公は、「絶世の美女」という設定のトゥーランドットなのですが、あまりの体格の良さで、途中まで男かと思ってました(トゥーランドットは第2幕の途中まで全く歌う機会がないため)。
逆に言うと、トゥーランドット役は、それくらいの体格が求められるほどの難役とされているのです。
もしトゥーランドットというオペラが好きになり、別のディスクも聴いてみたいという方には、フランコ・コレッリとビルギット・ニルソンの競演盤をオススメしたいと思います。伝説的なテノールとソプラノの声に圧倒されること請け合いです(この二人は、トゥーランドットでよく共演したそうですが、ハイトーンをどちらかが自分より長く伸ばしたとかなんとかでケンカしたことがあるらしいです)。
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