エフゲニー・ムラヴィンスキー
ルスランとリュドミーラ/ムラヴィンスキー管弦楽名品集/グリンカ
¥2,039
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以前、生演奏を聴きたかった指揮者ということで紹介したムラヴィンスキー。
ムラヴィンスキーの録音には、有名なチャイコフスキーの後期交響曲集や、ショスタコーヴィチの交響曲など、大変よいものがたくさん残されています。
チャイコフスキーの交響曲第6番や、ショスタコーヴィチの交響曲第5番などは、中学生から高校生のころよく聴いていました。最初に聴いたときの衝撃は忘れられません。
「ムラヴィンスキー体験」をしていない方がうらやましいほどです。
そんなムラヴィンスキーですが、今回は「一曲だけリアルで聴いていいよ」って言われたらこれ、というのを選んでみました。
このレニングラード・フィルとの「ルスランとリュドミラ」序曲は、まさに超絶的演奏。
この小品についてこの演奏を上回る演奏は、今後永久に生まれないといって全く過言でないと感じさせられる演奏です。
ムラヴィンスキーについて、最後にエピソードを一つ紹介したいと思います。
国外演奏旅行中にオーケストラ団員が亡命してしまったことを、旧ソ連共産党幹部に問い詰められたムラヴィンスキーの返答。
「彼らは私から逃げたのではない。あなた方から逃げたのだ。」
ん~、そんな命がけの皮肉を一度でいいから言ってみたいです。
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