ブラームスの交響曲第4番
クライバー/ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98、他 [DVD]/クライバー(カルロス)
¥3,780
Amazon.co.jp
大学時代はオーケストラでコントラバスを弾いていました。
演奏者の立場からすると、弾いていてアドレナリンの出る曲、全くテンションの上がらない曲というのがあるのですが、コントラバス奏者の大半はブラームス好きだと思います(断言)。
ブラームスほどコントラバスの使い方をわかってらっしゃる作曲家はいないんじゃないでしょうかね。
逆に、コントラバス奏者のテンションが上がらない作曲家ベスト3には入るのが、チャイコフスキーです(あくまでも個人的意見ですので)。
だって、いくら頑張ってもバストロ(バストロンボーン)とチューバに消されますから(同じ音符を演奏することが多いため)。
今日ご紹介するブラームスの交響曲第4番は、ブラームスの数ある名曲の中でも、コントラバス奏者のアドレナリン放出量を全開にしてくれる曲です。
このDVDはカルロス・クライバーがバイエルン国立管弦楽団を指揮した演奏を収録したものですが、個人的に同曲のベスト1録音と考えているものです。
しなやかでかつブラームス特有の芯の強さをあわせ持った名演中の名演です。
クライバーにはもっと若い頃のウィーン・フィルとの録音もありますが、個人的にはこのバイエルン国立管との演奏が数段上だと思います。
やはりブラームスの演奏にはそれなりの年輪を要するということでしょうか。
にほんブログ村