岡弁(岡山県倉敷市の弁護士)ブログ

岡山県倉敷市で法律事務所を経営する弁護士(若手→中堅)が日々の雑感をつぶやきます。紛らわしいですが岡山弁護士会の公式ブログではありませんのでご了解ください(笑)

岡山朝日高校管弦楽部第14回定期演奏会へ行ってきました!

今年もこの記事を読みたいという要望が寄せられたので、(内容が内容だけに書こうかどうか迷ったのですが)誰からも気づかれないうちにしれっとアップしちゃいます。


先日、岡山朝日高校管弦楽部の第14回定期演奏会へ行ってきました。

いつもチケットを下さる●●様(本人の強い希望により匿名とさせていただきます)、ありがとうございます。


学生オーケストラや学生ブラスバンドのコンサートは、いつも青春時代の熱い気持ちを思い起こさせてくれます。

私自身、学生時代に何をやっていたのかと問われれば、楽器をやっていたこと以外は全く思い出せないほどだと言っても過言ではありません(すいません、過言です)。

来る日も来る日も一つの目標に向かって一つのことだけに集中するということが、いかに尊い経験であったかということは、この歳になるとしみじみ実感します。

岡山朝日高校管弦楽部の生徒さんも、必ず人生でこの経験が生きると確信します。


ということで、コンサートへ行って感じたことを率直に書き残しておきたいと思います。

まず、このオーケストラにはまだまだ大きな「伸びしろ」があると感じました(これは、いつも感じていることです)。

ただし、飛躍のためには、指導者を変更するという「痛み」を覚悟しなくてはならないでしょう。

生徒さんや親御さんと指導者(顧問)との関係が上手くいっているのかどうか、私が知る由もありませんが、もし私が生徒や保護者だったら到底ついていけないと思います。

まず、失礼ながら、顧問の先生には本当の意味で生徒に対する愛情があるのでしょうか(あくまでも私の個人的な印象に基づく疑問です)。

あたかも顧問が自己実現のための「帝国」を作り上げているように見えます(もしかしたら見当違いかもしれませんが、少なくとも私にはそのように見えました)。

顧問のやろうとすることに対して、生徒はおろか保護者ですら全く異論を差し挟むことができない、いや~な雰囲気を感じます(もし間違いだったらすいません。私の印象なので。)。

よく生徒さんや親御さんたちによる「革命」が起きないもんだと、その忍耐強さには逆に感心するほどです。

もちろん部活動ですから、顧問の主導によってやらざるを得ない面は多いと思いますが、音楽を共に作っていくということならば、少なくとも生徒にもっと自由を与えるべきだと私は思います。

(そもそもの私個人の意見は、以前もこのブログで述べたとおり、「顧問が指導する必要なんてない。生徒だけで運営させるべきだ。岡山朝日高校ほどの優秀な高校生ならば可能。」というものです。)

もちろん指揮技術や音楽表現のことなど細かいことを言えばキリがありませんし、いちいち論(あげつら)うのは気が引けます。

それはプロの音楽家ではない顧問の先生が指導される以上やむを得ないことであり、その分適宜プロの助けを借りて補っていけば良いことだと思います。

ですが、それ以前に、根本的な部分で問題が生じているように私には見えるのです。

例えば、それを端的に示す事象として、今回の演目の中にプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」(抜粋)が入れられていました。

このプログラムを生徒さんたちの強い気持ちで選曲したということならば、その勇猛果敢(ある種「蛮勇」的)な精神に心から喝采を送りたいところです。

しかし、どうやら違うらしいのです。

もし、顧問の意思でこの楽曲が選曲されていたのだとすれば、弦楽器のほとんどが楽器を始めてから1年や2年といった生徒さんたちで構成されているオーケストラに演奏させる曲としては、考え得る中で限りなく最悪に近い選曲であると言わなければならないでしょう(この点については、アマオケ経験者なら同意してもらえると思います)。

「もし生徒さんに対する愛情があるなら、このような選曲をするはずがない」というのが私の正直な感覚なのです。

他にもこのオーケストラにお誂え向きの曲はいくらでもありますし、あえてこのような難曲を選曲する意味が私には理解しかねます。


まだまだ書きたいことは山ほどありますが、とりあえずこの辺で筆を置きます。

おそらくオーケストラ内部にも同じことを考えている生徒さんや保護者の方がいらっしゃると推測しますが、誰もモノを言えない雰囲気なのかなあと思いましたので、あえて筆を執りました。

以上は、あくまでも私の個人的な印象を書き連ねたものに過ぎませんので、その点は悪しからずご了解ください。



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