贈り物
先日、依頼者さんからいただいたものです。
「たねや」の「ふくみ天平(てんびん)」。
名菓です。
多くの弁護士が同じだと思いますが、こういったお心遣いは本当にうれしいです。
お菓子がうれしいのではなく、依頼者さんから信頼をいただけたという、その気持ちがうれしいのです。
多くの弁護士は、依頼者さんから信頼されているということを実感したときに一番頑張れるのだと思います。
私の交友範囲に関する限り、「あいつは俺のことを信頼してるから、食い物にしてやろう」なんて考えている弁護士はただ一人としていません。
やっぱり「信頼をしてもらっているんだから、それに応えなければ」と意識すると思います。
弁護士は、これまでに得たあらゆる知識・経験を総動員して、依頼者さんに最善と思えるアドヴァイスをしますし、書面を作ります。
私の場合、特に作成する書面の内容にはこだわりを持っていて、コンテンツの取捨選択から、レイアウト、語彙の選択、送り仮名のふりかた、句読点の場所に至るまでそれなりの考えを持って書いているので(私と一緒に仕事をする後輩弁護士はさぞかし大変に違いない笑)、あまり細かくああせいこうせいと言われると、正直なところあまり愉快ではありません。
もちろん、人生の一大事で色々と口出ししたくなる気持ちは十分に理解できます。
でも、弁護士に依頼する場合、専門的な部分に関しては「大舟に乗ったつもりで弁護士に任せる」というくらいが、依頼者さんの精神安定の面からも、弁護士のやる気を引き出すという点からもちょうど良いかもしれません。
かといって、全て弁護士に丸投げして、「あとは勝手にやってくれ」というのも考えものです。
ひどいときは、連絡が取れなくなったりします(これが一番困ります)。
そして、「弁護士をどれだけ安く使えるか」ということにしか興味がないような人のために、一生懸命になろうと思う弁護士もいないでしょう。
初対面なのに終始タメ口で、依頼内容が法律上難しいことを伝えると、「ちっ、使えねえなあ」などと言われた日には(私ではないけど、弊事務所で実際にあった話)、塩でも撒きたくなります。
「お客様は神様」みたいな発想に、私は付いていけません。
・・・なんだか愚痴っぽくなってしまいましたね。
結局、重要なのは、依頼者さんと弁護士との双方向的な信頼関係じゃないかと思います。
これからも、依頼者さんに信頼していただけるよう、誠心誠意努めていきます。キリッ
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