今日の一枚 フルトヴェングラーの「シュマ4」
シューマン:交響曲第4番/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
しばらくフルトヴェングラー・シリーズを続けます。
今日ご紹介するのは、昨日に続いて、フルトヴェングラーが晩年に残したスタジオ録音の「シュマ4」です(ちなみに、シュマ4というのは、シューマンの交響曲第4番のこと)。
この録音は、昨日ご紹介した「グレイト」と並んで、フルトヴェングラーが晩年に残したスタジオ録音の双璧とされているものだそうです。
音質はモノラル録音にしてはとても状態がよく、演奏についてはあえて言うのも憚られるほど素晴らしい。
フルトヴェングラーの演奏を初めて聴いた人は、とかく表面的なインパクト(例えば、第九の終結部における凄まじいアッチェレランドのような)に気をとられそうになるのですが、実はそれ以上に丁寧な音創りにおいて際立っていることが良く分かります。
(チェリビダッケが一見全く違う音楽を志向しているように見えて、終生フルトヴェングラーを尊敬していたのもうなづけますね。)
クラシック音楽に興味を持って、少し昔の録音でも聴いてみようかという方に真っ先にオススメしたい名演です。
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