童門冬二著「小説 立花宗茂」読了。
引き続きGW中の読書録。
今や世の中の歴史ファンの中で「大河ドラマの主人公にしたい戦国武将No1」の座にあると言っても過言でない立花宗茂。
特にここ十年くらいの人気の急激な高まりを感じます(少なくとも15年前は「信長の野望」プレイヤーしか知らなかったと思う笑)。
NHKもついに「英雄たちの選択」で取り上げましたしね(大河化への布石か?)。
正面から取り上げられた小説は意外と少ないのですが、この作品はその中の一冊です。
500ページを超える長編ですが、ライトノベルのような軽快な筆致で、サラサラっと通読できます。
あらためて読んでみても、これほど大河ドラマ向きの武将なんて他にいないんじゃないですかね。
大河ドラマのために創作された架空の人物なんじゃないかっていうほど、大河ドラマに必要な全ての要素を兼ね備えています。
人物像がとても魅力的。
誾千代(ぎんちよ)という「尖った」奥さんもいる。
波瀾万丈の人生。
適度に美化されてもいるし、もうこれが大河の原作でいいんじゃない?(笑)
実は2020年の大河化が有力視されていたようなのですが、ふたを開けてみたら明智光秀。しかし、今年の大河は災難続きですから、・・・(自粛)。
さあ、この記事を読んだそこのあなた、みんなで立花宗茂の大河ドラマ化を応援しましょう!(笑)