山崎啓明「インテリジェンス 1941」を読みました。
山崎啓明氏による
インテリジェンス 1941
日米開戦への道
知られざる国際情報戦
を読みました。
NHKスペシャルが書籍化されたものだそうです(そういえば、見たような気もするのですが、よく覚えていません)。
読んで字のごとく「インテリジェンス」を取り上げた本ですが、インテリジェンスの中でも、ヒューミント(Human Intelligence)を中心に扱っています。
いわゆる「スパイ活動」的なものですね。
「1941」とは、言うまでもなく「昭和16年」日米開戦の年を意味します。
色々なエピソードが取り上げられていますが、どれもこれも映画に出来そうな感じです(笑)
本書で取り上げられているスパイのコードネーム。
・ニイカワ
・シンシア
・イントレピッド
・トライシクル
・ユーリスト
「ユーリスト」は、ちょっと歴史に詳しい人なら知っているかもしれない「ハリー・デクスター・ホワイト」(ルーズベルト政権の財務次官補で、ハル・ノートの原案を作成した人物と言われている)。
「エコノミスト」は、日本の政権中枢にまで深く食い込んでいた人物のようですが、未だに正体不明らしいです。
もちろん有名なゾルゲも登場します。
スパイ活動は国家の最高機密だけあって、数十年経った現在も未だにその全貌は明らかでない模様。
「エコノミスト」のように個人が特定されていないエージェント(コードネーム)が存在するだけでなく、そもそも未だに認識されていないエージェントもいると思われます。
ある日突然、意外な人物が「実はスパイだった」なんてことが明らかになるかもしれません。
にほんブログ村
岡山県ランキング
岡山の弁護士 にしがわ綜合法律事務所の公式ウェブサイトはこちら