マンガで読む「応仁の乱」
といっても、元は石ノ森章太郎版「マンガ日本の歴史」の第22巻です。
マンガ 日本の歴史〈22〉王法・仏法の破滅―応仁の乱 (中公文庫)
- 作者: 石ノ森章太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/12/01
- メディア: 文庫
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最近なんだか「応仁の乱」関連の本が売れているみたいですね。
何でかな~と思っていたんですが、今年(2017年)が応仁の乱勃発から550年目の年であることに思い至りました。
なるほど。
こちらの本も、ブックカバーがバージョンアップしていて(といっても、元々の表紙の上に1枚被せてるだけですが)、目立つところに置いてあったので、何となくジャケ買いしてしまいました。
しかし、日本史に登場する数々の歴史的事象の中でも「応仁の乱」ほど捉えどころのないものも少ないのではないでしょうか。
その理由の一つとしては、時の将軍義政を筆頭に、個々のプレイヤーの行動指針に全く信念が無いので、一つの歴史的出来事として合理的に説明することが難しいということが考えられます。
例えば、「将軍の跡継ぎを巡り、●●擁立派の▲▲と○○擁立派の△△が対立し、▲▲が勝利して●●が将軍になった」みたいな話であればスッキリ説明できるわけですが、応仁の乱の場合、戦っている理由が途中でワケわからなくなってしまうんですよね。
それで、一生懸命戦っているうちに、当事者たちが
「あれ、俺たち何で戦ってるんだっけ?」
と、ふと我に返って終息したのが応仁の乱ではなかったのか、と思います。
こちらの漫画版では、背景事情となっている世相なども含めて非常にコンパクトにまとめられていて好印象。
今まで何度説明を聞いてもよく分からない「応仁の乱」ですが、もう少し勉強してみようかなと思っております。
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