外食産業の塩分濃すぎ問題
先日、久しぶりに某牛タン屋さんへ。
ちょっと塩味濃くなってない?
私がもともと薄味好みだということを考慮に入れたとしても、外食産業の塩分に対する意識はちょっと低すぎるんじゃないでしょうか。
いえ、美味しさのために本当に必要な塩分なら、どれだけ健康に害があるのであっても私は容認します。
それを摂取するかどうかは個人の自由ですから。
でも、私の見たところ、どう考えても美味しさを阻害しているとしか思えない塩分濃度の料理に遭遇することは稀ではありません。
なぜ外食産業が塩分濃すぎの料理を出してしまうのか、私なりに推測すると、これは風評被害を恐れてのことではないかと思っています。
どういうことかと言うと、塩味濃いめの料理が好きな人の場合、十分な塩分濃度があるかどうかという点が料理が美味しいかどうかの基準に含まれているように思われるのです。
つまり、塩味が薄いだけで「不味い」と言う。
これに対し、塩味薄めの料理が好きな人の場合、塩味が濃すぎると思ったとしても、すぐに「不味い」という評価はせず、「薄味好きの私からすると少し味が濃い」と表現する。
以上を総合すると、リスクマネジメント的には、どちらかと言えば塩分を濃くしておいた方が風評被害を免れやすいということになるんじゃないでしょうか。
経験に基づいた全くの仮説なんですが。
単に料理人の味覚が塩味濃いめに慣れてしまっているだけという可能性も素人である私には否定できません。
世の中には、どう考えても醤油をかける必要のない料理(漬物や干物の焼き物など)に醤油をかけたりする人がいますよね。
もし万が一料理人があれと同じ心理状態で料理しているのだとすれば、いかがなものかと言わざるを得ない。
濃い塩味が気になる人からすれば、漬物や干物に醤油をかける行為はもはやテロです。
醤油をかけようとの謀議が成立した段階でテロ等準備罪ですよ。
皆さんもテロに加担しないよう気を付けて下さいね。