ジョルジュ・プレートル
1月4日、指揮者のジョルジュ・プレートルさんが亡くなられました。
個人的にとても好きな指揮者でしたので残念ですが、満92歳というお歳でしたので大往生と言って良いでしょう。
ニューイヤー・コンサートに登場するまで日本では比較的マイナーな指揮者だったように思いますが、私とプレートルさんとの出会い(大袈裟!)は、はるかそれ以前のこのディスクでした。
フランス音楽っていうのはこうやって演(や)るもんだ!と納得させられるような演奏で、説明の仕方は難しいのですが、初めて感じるセンスでしたので今でも覚えています。
先日、ニューイヤー・コンサートの名盤について記事にした際には触れられませんでしたが、プレートルさんが登場した2008年と2010年も忘れられない演奏です。
プレートルさんの演奏から私が感じる印象を一言で表すなら、
ハイセンス!
です。
和風に言うと、とても「御洒落」で「垢抜けた」演奏で、享楽的なニューイヤー・コンサートの演目にも合っていると思います。
大好きな指揮者がまた一人…。
心よりご冥福をお祈りいたします。