「忠臣蔵」の真相
旧暦12月14日は、四十七士の吉良邸討ち入りの日。
「なぜ浅野が吉良に切り付けたのか」という最大の問題について未だに定説がなく、歴史ファンの好奇心を刺激して止みません。
この季節になると、毎年、テレビでは「忠臣蔵」関連の番組や映画などが放映されます。
これを見ると、いよいよ今年も終わりだな~と実感が湧いてきますよね。
ご承知の方も多いと思いますが、「忠臣蔵」という呼び方は、元禄赤穂事件を基にして作られた文楽・歌舞伎の演目である「仮名手本忠臣蔵」から来ています。
なぜ「仮名手本」なのかというと、「仮名が四十七文字だから」というのが定説のようです。
ところで、よく知られた「忠臣蔵」のエピソードは、かなりの部分が創作であることはご存知でしょうか?
文楽や歌舞伎の台本として創作されたものに加え、実際に資料として残っている「多門伝八郎筆記」にも創作が多数含まれると言われています。
当時、庶民の間で忠臣蔵ブームが巻き起こってしまったため、多門さんがホラを吹きたくなってしまったんでしょうね(笑)
忠臣蔵の真相に興味を持たれた方には、とりあえずこちらの本をオススメしておきます。
物語を知らないと面白さが半減してしまうかもしれませんが、読み易い筆致でコンパクトにまとめられている良書です。
少しでも歴史や忠臣蔵に興味のある方であれば十分楽しめると思いますので。
物語としての忠臣蔵については、映画も多数ありますが、個人的には10年以上前にテレビ朝日でやっていた松平健主演のドラマ「忠臣蔵」が好き。
忠臣蔵 DVD-BOX 22,572円 |
古典的なコテコテの物語版忠臣蔵が堪能できます。
討ち入りの際の大石のセリフ、「狙うは怨敵、吉良上野介唯一人でござる!」がカッコ良すぎて惚れます。
「一人」を「いちにん」と読ませるところがまた。
マツケンさん、さすが。