トラ!トラ!トラ!
今日は12月8日。
言わずと知れた真珠湾攻撃の日ですね(現地時間では7日)。
真珠湾攻撃と言えば、小さいころ家にあった映画「トラ・トラ・トラ」のビデオテープを、それこそ擦り切れるほど繰り返し見た記憶があります。
東条英機のキャラクターなどはかなり捻じ曲げられている気がしますが、今見ても「割とちゃんと作ってあるな」とは思います。面白いかどうかは別にして。
ご存じない方のために説明しますと、「トラ・トラ・トラ」というのは、真珠湾攻撃の際に使われた「我奇襲ニ成功セリ」を意味する暗号です。
真珠湾攻撃の成功は、「奇襲」であることが絶対的な前提条件だったんですね。
なので、宣戦のタイミングについて「すったもんだ」があったわけです。
真珠湾作戦については、何と言ってもこちらの書籍がオススメ。
以前も当ブログで紹介した本ですが、連合艦隊の作戦参謀として真珠湾作戦の立案に関わった源田實氏の回顧録です。
真珠湾作戦を担当した第一航空艦隊(空母機動部隊)は、贔屓目無しで当時間違いなく世界最強だったでしょうね(戦術的には)。
世界史上、アメリカ・イギリスのシーパワーと一瞬だけでも互角以上に渡り合ったのは、真珠湾からミッドウェーまでの帝国海軍だけです。
話が脱線してしまいましたが、この映画、実は当初、黒澤明監督がメガホンを取る予定だったんですよ。
というか、途中まで撮影が進行していたそうです。
「大人の事情」で降板となったそうですが、実に実に惜しいことです。
この間の事情は、こちらの書籍に詳しく書かれています。
斜め読みしただけですが、面白い。
見てみたかったな。クロサワのトラ・トラ・トラ。
撮影済みの映像だけでも公開してもらえないかな。是非。
ちなみにワタクシ、黒澤監督と誕生日が同じです(笑)