弁護士人生における成功とは?
先日の情熱大陸で、岡山大学病院の大藤剛宏先生を特集していました。
その中で、とても印象に残るフレーズがありましたので、自分のための備忘録として書き残しておきたいと思います。
大藤先生は、岡山大学病院の呼吸器外科准教授でいらっしゃいますが、肺移植の分野では世界的権威だそうです。
その大藤先生ですが、学生時代、恩師に「他のどの医師でもなく、大藤先生がいたから助かったという人が一人でもいれば、医者人生を全うできたと思え」と教えられ、「僕じゃないとできない手術」に挑戦してきた結果が、それまで困難と考えられていた「世界初の生体中葉肺移植手術」に結実したそうです。
とても心に響きました。
弁護士にとっても非常に共感できる言葉ではないでしょうか。
私も、他のどの弁護士でもなく「〇〇先生がいたから助かった」と依頼者さんに言ってもらえるように努力したいと思います。
振り返ってみれば、私は裁判所に提出する準備書面でも、他に誰も言っていないような「独自説」を結構書いてきました。
相手方の弁護士の中には、「文献上の根拠があるのか?」などと意味の分からない反論をしてくる輩がたまにいるのですが、文献上の根拠があるかどうかなんて、本来何の意味も持たないはずなのです。
もちろん、独自説といっても、自分勝手な考えを好きなように書けばよいというものではありませんし、これまでに発表された論文・裁判例などの詳細な分析をすることが必要です。
さらに、裁判所に共感してもらえるような文章力も必要です。
これからも、文献に書いてあろうがなかろうが、果敢にチャレンジする精神は忘れないようにしようと思います!
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