映画「清須会議」を観てきました。
久しぶりに映画館で映画を観ました。
先日このブログでもご紹介した三谷幸喜さんの「清須会議」です。
三谷幸喜監督としては、「ラヂオの時間」、「みんなのいえ」、「THE 有頂天ホテル」、「ザ・マジックアワー」、「ステキな金縛り」に続く第6作となります(なお、有名な「12人の優しい日本人」や「笑の大学」は原作・脚本のみ)。
三谷幸喜監督作品は、これまでウィットにとんだ喜劇作品ばかりでしたので、今回もそのような作品なのかなと思って足を運んだのですが、良い意味で期待を裏切られました。
ところどころに「ちょい笑い」が挟まれてはいましたが、大真面目な歴史劇となっています。
清須会議出席者の配役は、以下のとおり。
羽柴秀吉…大泉洋
柴田勝家…役所広司
丹羽長秀…小日向文世
池田恒興…佐藤浩市
三谷監督ご自身が大の歴史マニアということで、歴史ファンの期待も決して裏切りません。
特に、大泉洋の秀吉は出色の出来だと思いました。
秀吉という男は実際にこのような人物だったのではないかと感じさせてくれます。
もちろん、役所広司の権六(柴田勝家の別称)も小日向文世の五郎左(丹羽長秀の別称)も良い味を出しています。
ただ、勝三郎(池田恒興の別称)だけは、佐藤浩市には役不足という印象が否めません。
登場人物の少ないドラマですのでやむを得ないかもしれませんが、好きな役者なのでもっと重要なポジション(清須会議の当事者に向かってこの表現はどうかとも思いますが…)で起用してもらいたかったです。
それ以外にも、織田信雄役の妻夫木聡、織田信孝役の坂東巳之助、前田利家役の浅野忠信、織田信包役の伊勢谷友介、お市役の鈴木京香の好演が光っていました。
また、松山ケンイチ、西田敏行、その他大勢の大物がチョイ役で登場するのも三谷作品では恒例ですね。
歴史ファンはもちろん、そうじゃない方にも自信を持ってオススメできる映画でした(私はフジテレビや東宝の回し者ではありません)。
にほんブログ村