岡弁(岡山県倉敷市の弁護士)ブログ

岡山県倉敷市で法律事務所を経営する弁護士(若手→中堅)が日々の雑感をつぶやきます。紛らわしいですが岡山弁護士会の公式ブログではありませんのでご了解ください(笑)

男子体操個人総合と司法試験

内村選手、おめでとうございます。

金メダルを自ら宣言し、メディアからも金メダル確実と言われる中で、実際に金メダルを取るというのは、想像以上に大変なことだろうと思います。

ところで、オリンピックの体操の団体・個人総合を見ていると、司法試験のことを思い出して、とても共感する部分があります(ただしオリンピックの方が圧倒的に大変だと思います)。

というのは、体操総合と司法試験というのは、複数の個別種目または個別科目の総合得点で順位を決めることになるので、個別種目や個別科目で大きな失敗をしなかった者が結果的に上の順位になるという共通点があるからです。

特に、男子の総合の場合、6種目の合計で順位を決めるというところと、私が受験した当時の司法試験の論文試験が6科目の合計で順位を決めるというところがそっくりだったりします。

それから、最初の方の種目・科目でつまずいてしまうと、そこから先のモチベーション維持が難しいです。

また、オリンピックの場合は4年に一度、司法試験の場合は1年に一度だけしかチャンスがありません(4年に一度と1年に一度とでは、プレッシャーもだいぶ違うでしょうが)。

司法試験の場合、実際に途中からモチベーションの維持が難しくなって棄権してしまう(試験を受けない)人もいました。

もちろん、オリンピックで上位になるということと司法試験に合格するということでは、全く難易度のレベルが違います。

これから司法試験を受けるという方には、オリンピックと違って、司法試験の場合は個別科目において求められているレベルは全く高くないということをよく覚えておいてほしいと思います。

司法試験であれば、受験生の半数が当たり前にできることを当たり前にこなせば、間違いなく合格できます。

しっかりと勉強すれば必ず到達できるレベルです。


これまでこのブログで司法試験のことを書いたことがなかったので、採り上げてみました。


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