「モウリーニョの流儀」読了。
モウリーニョの流儀/片野道郎
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サッカー哲学についてだけでなく,リーダー哲学について色々と考えさせられる本でした。
以下に,モウリーニョの言葉を抜粋。
「あなた方はいつもシステムについて話をしたがる。しかし,私の仕事はシステムではなく,プレー原則をチームに徹底することだ。システムは変わり得るが,プレー原則は常に変わらない。より根本的な原則だからだ」
チームには様々な個性を持つ選手がいて色々な考え方を持っているでしょう。
そのような中で,監督の役目は「プレー原則」を徹底することだとモウリーニョは言っています。
細かい戦術を云々するよりも,「プレー原則」を徹底することで,より勝率を上げることができるということだろうと思います。
これを勝手に会社へ当てはめると,「細かい各論について指示するのではなく,常に変わらない行動指針をすべての社員に徹底すること」が経営者の役目だということになるでしょうか。
オーケストラの指揮者でも同じことが言えそうです。
評論家はとかく些末(あるいは感覚的・精神的)な問題を取り上げて演奏を云々しますが,指揮者の仕事は,常に変わらない「演奏原則」をすべてのプレイヤーに徹底することだと言えるのではないでしょうか。
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